こんにちは!
文京区白山・千石・春日のパーソナルトレーニングジム
VaLerio Luana担当トレーナーの野原です。
昨今、大手パーソナルジムの影響や様々な情報から短期間で痩せる方法が主流となっております。
誰しも痩せるために時間はかけたくない。
効率が良いことに越したことはないですし、実際に2ヶ月でー10㎏痩せた方もいらっしゃるので、タイトルでカラクリと言いましたが嘘ではありません。
ただ、本物ではないんですよね。
ということで、今回は短期間で瘦せるカラクリについて書いていきます。
・これから夏に向けて痩せようと思っている方
・2ヶ月などの短期間で痩せようと思っている方
始める前に軽く目を通して、本当に短期間で取り組みべき判断してください。
ちなみに、この内容は痩せる方法などの紹介ではなく、現実的な話をします。
本質を知りたい方のみご覧ください。
★本題に入る前に
誰でも2ヶ月でー10㎏痩せれるわけではないので、誤解を防ぐ意味で痩せれる方の条件を紹介します。
・女性は、現在体重が100㎏オーバーの方&その数値に近い方+運動好き
・男性は、75㎏以上の方(体重が75㎏ギリギリの場合は、相当頑張らないといけません)
・ライフスタイルを変更できる
(運動する時間を週2回以上にする、会食のコントロールなど)
当てはまる方は、クリアできる可能性が高いです。
ただ、推奨はしません。
★2ヶ月でー10キロ痩せるカラクリ
まず、体重が落ちる時に減少する内容が下記です。
水分、脂肪、筋肉(実は落ちてます)
大きくこの3つです。
期間やダイエット方法によりそれぞれの減少幅は異なりますが、今回の2ヶ月という短期間で10㎏落ちた場合を考えると水分の割合が大きいと思われます。
↑これが答えです。
では、なぜ脂肪ではなく水分なのかという理由を書いていきます。
①ダイエット方法
短期間で行われるダイエット方法の主流は糖質制限です。
糖質は、水分と結びつく性質(糖質1gに対して水3~4g結合)を持っており、水分は人体の約60%を占めている流動性の良い物質です。
そのため、制限することで糖質自体の量+水分(こっちの影響が大)が身体から抜けるので一気に体重が落ちます。
期間で言うと最初の1~2週間で急激に変化し、割とすぐにストップします。
お察しの通り、食事を元に戻すと→水分も戻る→体重も戻ります。
痩せたというより萎んだと思ってもらってもいいかもしれません。
②脂肪はそんな簡単に落ちない
脂肪1㎏あたり約7000㎉のエネルギーを持っています。
要は、脂肪1㎏を減らすためには、約7000㎉を消費しないといけないわけで、1ヶ月で落とすとしたら、1日あたり約240㎉のマイナスを作る必要があります。
これぐらいなら食事だけでもどうにかなりますし、運動を取り入れることでさらにマイナスは作れます。
(とは言っても、毎日運動は時間的にも体力的にもキツイですけどね)
しかし、1ヶ月5㎏(2ヶ月で10㎏の半分)と考えると毎日約1166㎉のマイナスを作らなくてはいけません。
数値だけ見たら、普段もの凄く暴飲暴食(1日3500㎉ぐらい)してる方が食事を整えたら不可能ではありませんが、急激に食事量を減らすと身体は危機を感じ消費カロリーを落としてしまいます。
さらに、体重が落ちると消費カロリーが低下するという点を踏まると難しいと言えます。
個人差があるので確定した数値は言えませんが、前述の条件に当てはまる方は週0.5㎏×8週間(2ヶ月)と考えて脂肪4㎏落ちたら成功と言えるでしょう。
★あなたが落としたいのは、水分ですか?脂肪ですか?
水分、脂肪、いずれにしても身体からなくなれば体重は減少します。
しかし、簡単に戻ってしまう水分の影響で体重が減ったとして、それが本当に減った本物の効果と言えるのでしょうか。
まあ、目的は人それぞれですので、
「水分でもいいから、とりあえず体重を落としたい」という方は、短期間のダイエットが向いています。
反対にしっかり脂肪を落としたい方は短期間で急激に落とすメリットはないです。
前述の通り、そんな簡単に脂肪は落ちませんから。
今一度、目的を考えて内容を選択しましょう。
★まとめ
・短期間で行うダイエット方法の主流は糖質制限。
・糖質制限の効果で水分が抜けて体重が落ちる→食事を戻すと元に戻る
・脂肪はそんな簡単に落ちない。
・ダイエット目的を考えて内容を選択することが大事
今回の内容はここまでとなります。
ご覧いただきありがとうございました。
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